鎌ケ谷市は、千葉県の北西部に位置し、東京都心から25キロメートル 圏内と通勤・通学に便利なことから急速に人口が増加し、平成30年8月に11万人を突破しました。
市内には東武野田線・新京成電鉄・北総鉄道・成田スカイアクセス線の4つの鉄道路線が乗り入れ、面積が約21平方キロメートル のコンパクトな市域には8つの駅があり、市内各所から東京都心・県内主要都市へのアクセスに大変恵まれています。
また、道路インフラについては、首都圏北部と千葉ニュータウンや成田空港を結ぶ北千葉道路が市北部を横断しています。
企業誘致にとって重要なこの北千葉道路は、私が期成同盟の会長として、先頭に立って国県等に対し地域の声を届け、早期事業化の要望活動を実施していますが、北千葉道路が整備された際には首都圏へのアクセスが飛躍的に向上することにより、北千葉道路周辺には物流施設や商業施設等が立地され、地域経済の活性化や新たな雇用創出などが期待されます。
市内の交通渋滞については、北千葉道路をはじめとした都市計画道路などのインフラ整備を推進するほか、新京成線連続立体交差事業の全線高架化が令和元年12月に完了したことで、交通渋滞の緩和に繋がってまいります。
また、鎌ケ谷市は、地盤が強固な北総台地の上に位置し、都心に近い東葛飾・京葉地域の中でも比較的“ゆれにくい”まちであり、地震等の災害時の事業継続の際にも安全・安心な立地となっています。
市ではこの度「鎌ケ谷市企業誘致促進条例」を制定し、進出企業の皆さまを多方面からバックアップさせていただく支援制度をご用意いたしました。
また、企業の皆さまへご提供する用地確保については、宅地建物取引業協会の皆さまと連携を図り、売却・賃貸可能な土地や建物に係る情報と進出企業の皆さまのニーズの双方を把握・提供できる「マッチングシステム」を導入することで、用地確保に繋げてまいります。
「高い交通利便性 」「低廉な地価や賃料」「拡大するマーケット」「周辺地域の集客力」「安定した地盤」―。様々な地の利に恵まれた鎌ケ谷市は、多くの可能性を秘めています。
多彩な企業が市内に立地し、”企業”と”まち”が共に未来に向って成長していくことを期待しております。
鎌ケ谷市長 清水 聖士